【銅座店】今月の店長のオススメ(2023年6月)

読み物

タイトル
職業としての小説家
著者
村上春樹
出版社
新潮文庫

4月に発売された6年ぶりの長編小説「街とその不確かな壁」が注目されている村上春樹先生のエッセイ集です。 わたしが個人的に興味深かったのが、「文学賞について」の項目でした。フランツ・カフカ賞を受賞し、ノーベル文学賞の国内最有力候補とみなされながらも、実は芥川賞を受賞していない作家・村上春樹。彼ははたして文学賞についてどのような認識を持っているのか。具体的な名称を出しながらも、静かにフラットに語るさまが、あの、とっても「春樹」でした。「村上春樹」の中の人に、この機会に触れてみてはいかがでしょうか?

 

コミック

タイトル
ヒカルの碁
著者
原作:ほったゆみ 漫画:小畑健
出版社
集英社

どこにでもいる普通の小学生・進藤ヒカルは、ある日祖父の家で古い碁盤を見つける。碁盤の血痕に気付いたヒカルは、その碁盤に宿っていた平安時代の棋士・藤原佐為の幽霊に取り憑かれてしまい……。囲碁ブームの火付け役となった大人気囲碁漫画。
絵・ストーリー共にクオリテが高く、キャラクターも魅力的で、囲碁のルールがわからない人でも十分楽しめる作品です。 佐為VS塔矢行洋のネット碁対局、佐為との別れ、ヒカルとアキラの対局、名シーンを挙げたらキリがありません!他のジャンプ漫画のように、いつか続編がつくられることを切に願っています。

 

その他:雑誌

タイトル
きってはってとばして親子であそべる!ガチャピン・ムックのてづくりオモチャ
出版社
扶桑社

ガチャピン・ムックの楽しい紙工作ブックです。紙飛行機・紙相撲・かみコプター・ふしぎキューブなどなど、おなじみのものからちょっと変わったおもちゃまで8種類が紹介されています。キットがついているので、材料を用意せずにすぐに遊べるのがうれしい♪

「ひらけ!ポンキッキ」放送開始からもう今年で50年。何世代にも渡って子供たちを楽しませてくれるガチャピン・ムック先輩に敬礼です!