【佐世保大塔店】今月の店長のオススメ(2022年10月)

単行本

タイトル
この本は
著者
又吉直樹 ヨシタケシンスケ
出版社
ポプラ社

本の好きな王様がいました。
王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。
王様は二人の男を城に呼び、言いました。

絵本の様な始まりのこの本、王様が本が読めなくなった代わりに『めずらしい本』を知っている人にその本についての話を聞きその話を教えて欲しいと二人の男を旅に出すという話なのですが二人の男が旅から持ち帰り夜ごと語り始める『本』はどれも個性的なものばかり。

謎かけのような話、ホラーじみた話、クスッと笑える話…。
大人気絵本作家のヨシタケシンスケさんと芥川賞作家で芸人の又吉直樹さん。
この二人がコンビを組んで面白くないはずがない!

短篇や絵本のような内容のものばかりなので『この本は』本を読むのが苦手な方にも楽しく読み進められると思います。 古びた本のような装丁やヨシタケシンスケさんが描く本人と又吉さんのキャラクターが似ていて面白いです。

 

コミック

タイトル
夜子とおつとめどうぶつ
著者
石田万
出版社
講談社

コミュ症で人付き合いが苦手なイラストレーター夜子。
ある日、ランチをするために入ったカフェにはシマちゃんというラテアートが得意な猫のカフェ店員さん。
夜子が住んでいる町は動物達が普通にお店で働く不思議な町だった。

他にもティッシュ配りをするシロクマや保育士のパンダ(+子パンダ)
交番にいるミーアキャット等のおつとめどうぶつが沢山。 こんな町に住んでみたい!!登場する、おつとめどうぶつがみんな可愛すぎます!!

 

読み物

タイトル
へっぽこまじょこ ニコとニキ
著者
著:あいはらひろゆき 絵:あだちなみ
出版社
小学館

10月なのでハロウィンらしく魔女の絵本を…。

シリーズを通して人気の「くまのがっこう」コンビが描くのは、ふたごのうさぎのおんなのこ、ニコとニキ。
魔女学校に通う二人ですが先生をカエルにしてしまったり薬の調合を間違えて爆発させてしまったりと失敗ばかり。
先生からもへっぽこまじょと呼ばれる始末。
立派な魔女になるために頑張る二人の姿が可愛いです。

優しいお話と可愛いイラストにほっこりします。