金色の ちひさき鳥の かたちして 銀杏ちるなり 夕日の岡に

銀杏がたたずむ道も、鮮やかな黄色に染まる晩秋がやってきました。黄色い葉は青空にも映えますが、曇り空や雨の日にも、彩度が低い世界に黄色が浮かび上がるようで、ステキです。

みなさまは、銀杏と本のステキな関係をご存知ですか?江戸時代など、古い本にはよく銀杏の葉が挟んであります。本の栞に銀杏の葉を利用すると、紙魚(しみ)が防げると信じられていたからです。現代科学で調べたところ、葉っぱに含まれる成分を紙魚が嫌うということがわかりました。先人の知恵はすばらしいですね。

二人は、停車場の前の、水晶細工のように見える銀杏の木に囲まれた、小さな広場に出ました。(宮沢賢治「銀河鉄道の夜」)

たまにはゆっくり、栞をはさみながら、ページを繰るのも楽しいものです。たまにはゆっくりと、読書の旅はいかがでしょうか。

「本は心のご飯です」。本のソムリエであるわたしたちは、本との出会いを楽しむことで、みなさまに心の安らぎを感じていただきたいと願っています。お時間がありましたら、お近くのほんだらけへお立ち寄りください。本のソムリエが、ステキな本を取り揃えて、あなたをお待ちしております。

 

☆冬の早得情報☆

12月になりますと、本を売りに来られる方が急増し、沢山の本が入荷します。
お値段は在庫数によって変動しますので、お早目にご来店頂いた方が金額UPの可能性大です。ぜひお早めにお持ちください。