近道へ 出てうれし野の 躑躅かな 与謝蕪村

思わず目を奪われる春の景色と言えば「桜」が思いつきますが、その桜が散ったあと、街を色鮮やかに染める花のひとつが、ツツジです。白、淡いピンク、赤紫色など、色とりどりの花は、たとえ彩度の低い雨模様の中でも、くっきりと浮かび上がります。

つつじの漢字は、「躑躅」。音読みすると、テキチョクというこの漢字は、「見る人が、思わず足を止めるほど美しい」という意味を持ちます。

近道へ 出てうれし野の 躑躅かな 与謝蕪村

近道をして、ふいに出た先にあった、うれしい景色。野のつつじを前に立ち止まり、目に焼き付けようとする蕪村の姿が思い浮かびます。散歩をしていて、思いがけず出会った色鮮やかな花々を前に、思わず立ち止まり、カメラを向けたくなるあの気持ち。今に通じるところがある、ステキな俳句です。

春は出会いの季節です。「なにか新しいことを始めたい」「昔読んだ懐かしい本をまた読みたい」そう思われたら、ぜひほんだらけにお越しください。ほんだらけは、『あなたの街の古本屋』です。なかなか他のお店では見つからない、珍しい、懐かしい商品を多数取り揃えております。ぜひ本棚と本棚のあいだを散歩してみてくださいね。

ただ、古本との出会いは一期一会。ステキだな、と思った本が常にあるとは限らないのが、古本の世界。不意に出会う花の景色に立ち止まるように、「おもしろそう」と思ったなら、どんどん立ち止まり、手に取ってみてください。その本は、あなたを新しい世界へ誘ってくれる本かもしれません。

☆読書はローコスト・ハイリターン☆

 昔読んだ本が、今になって新しい感動を与えてくれたり、1冊の本をスタートに、数珠繋ぎのように気になる本が次々に生まれてきたり。発売されたばかりの本も、100年前に書かれた本も等しく、『今』あなたと出会うことで、生まれる何かがきっとあります。読書って、本当に楽しくって、おもしろい!

ぜひお近くのほんだらけにお立寄りください。本のソムリエが、あなたにぴったりの本を準備して、お待ちしております。