子どもたちにも繋いでいきたい、この光景。

夜の風景を彩るイルミネーション。わたしが子どもの頃は、「クリスマスに外国や都会で開催されている、夢のような光景」でした。カウントダウンとともに大きなクリスマスツリーに光が灯り、ともに輝く街並みを映すテレビの中の世界。ステキだけれど、絵本の中のように遠い光景。でも今は、わたしたちがふだん出かける街並みやショッピングモールも、子どもの頃に比べ明らかに華やかに輝いています。都会に比べてささやかなものかもしれませんが、光り輝く光景は、昔に比べ決して遠い世界のものではありません。

イルミネーションの始まりは、16世紀。宗教革命で有名な「ルター」が、クリスマス・イブのミサの帰り道、夜の森の中で輝く星空に感動し、「子どもたちにも見せてあげたい」「夜空の星を地上に再現できないか」と木の枝にロウソクを飾ったのが始まりと言われています。

その後エジソンによって白熱電球が発明されたのを皮切りに、LEDライト、発光ダイオード、光ケーブルプロジェクションマッピングなど、華やかな世界がより身近なものになっていきました。

12月になると、子どもたちや身近な人へのプレゼントとして絵本を選びにご来店になるお客様の姿が目立ちます。ご年配の方、お父さんお母さん、または子どもたちが選んでいるその姿。お友だちや自分自身、子どもたちへのプレゼントだとおっしゃるお客様たち。「昔読んだけれど、とても良いものだったから」と言って、絵本にふれるその姿は、とても幸せでステキな光景です。昔はとてもありふれていて、見慣れていたその光景に、みなさまが最後に自分自身で出会ったのはいつですか? 街から本屋や古本屋が消えて行っている今、「実際に本にふれながら、人のために本を選ぶ」光景は、昔に比べ、少しずつ遠い世界の光景になってきてしまっているのかもしれません。でも、イルミネーションの光景と同じく、時代と共に光景は変わっても、「子どもたちにも見せてあげたい」「とても良いものだから」という気持ちは、今も昔も変わらないものだと信じています。

読書というのは素敵なものです。1年前に発売された単行本でも、10年前に発売された文庫でも、1000年前に綴られた物語でも、その読書体験を人に伝えたときに「え、今それを読んでいるの?」「時代遅れじゃない?」と言われることがありません。

時代と共に光源や光景は変わっても、きっと普遍的なものはある。そういう力が「本」にはあると、ほんだらけは信じます。大切な光景が、遠い世界のものにならないように、わたしたちは今日も本棚に本を並べます。ほんだらけは、あなたの街の古本屋です。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

☆冬の早得情報☆

年末年始間際になりますと、本を売りに来られる方が急増し、沢山の本が入荷します。お値段は在庫数によって変動しますので、お早目にご来店頂いた方が金額UPの可能性大です!ぜひお早めにお持ちください。