妖怪達が様々な品物を売る不思議な市場「夜市」
ここでは望むものが何でも手に入る。過去に自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買って以来、罪悪感に苛まれながら生きる祐司は、弟を買い戻すために再び夜市を訪れたが……。
角川「ホラー」文庫と銘打っていますが、おどろおどろしさは全く無く、奇妙で怪異な、そして最後は不思議な感動を味わわせてくれる作品です。自分は、童話やジブリ作品に近いものを感じました(特に千と千尋の神隠し)。文章はとても読みやすく、話も長くないので、普段本を読まない方でも十分楽しめると思います。お薦めです。
Fate/stay nightのスピンオフ作品です。本編で断片的に語られていた「第四次聖杯戦争」の詳細が描かれています。
主人公の衛宮切嗣は、自らが望む夢のために「第四次聖杯戦争」に参加する。非情な選択を次々とこなし、最後に彼は何を得たのか……。
聖杯戦争に参加した魔術師(マスター)や英霊(サーヴァント)たちが抱く想いも細かく描かれており、一人一人に感情移入してしまいました。スピンオフ作品ですが、この結末にはとんでもない喪失感がつきまといます。それでもFate/stay nightをより理解するために必要な物語です。ぜひ一度ご覧下さいませ!
史上最低の映画監督と呼ばれた実在の映画監督エド・ウッドを題材にした作品。
「シザーハンズ」や「チャーリーとチョコレート工場」のティムバートン監督が制作を手掛け、なぜ彼が最低の監督と呼ばれるようになったのか、コメディチックに描いております。
主演のジョニーデップが生き生きと演技しており、彼の女装姿は必見です。B級映画が好きな方はより楽しめると思います。