
1920年代のニューヨークにあった小さな博物館「ブロードアレイ・ミュージアム」を舞台に、未来予知能力のある少女フェイと、個性的な5人のキュレーター(学芸員)たちが、”これから起ころうとする悲劇”を防ぐために奮闘する物語。
古き良き映画を思わせるようなメルヘンチックな世界観の中に、小説としての仕掛けが光るおしゃれな作品です!著者の人気シリーズ「東京バンドワゴン」とはまた違った小路ワールドを覗いてみて下さい♪

舞台は19世紀後半、中央アジアの遊牧民の世界。20歳の花嫁アミルは、わずか12歳の少年カルルクのもとへ嫁いでくる。年齢も文化も違う二人の結婚生活はぎこちなく始まるが、日々の暮らしや試練を通して、少しずつ心の距離が縮まっていく。
この漫画の魅力は、恋愛だけでなく、衣装や料理、狩り、結婚儀礼といった生活描写の圧倒的な描き込みです。読んでいるうちにまるでその土地で一緒に暮らしているような気分になります。派手な展開は少ないのに、不思議とページをめくる手が止まらない、異文化の中で育まれる温かな関係性がじんわり心に残る作品です。ぜひご覧くださいませ。

1979年、イラン革命の混乱の中でテヘランのアメリカ大使館が占拠され、6人のアメリカ人が街に取り残される。彼らを救出するため、CIAが立てた作戦は「映画撮影隊を装って堂々と国外へ出る」という、冗談のような計画だった……。
荒唐無稽に思える作戦が現実味を帯びて進むにつれ、「本当に逃げ切れるのか?」という不安がじわじわと迫ってきます。
なんとこの物語は、すべて実際に起きた出来事。終盤の空港での脱出劇は、確認作業一つひとつが命取りになりかねない極限状態で、最後まで息が詰まります。派手さよりも緊張感で魅せる、実話サスペンスの傑作。おすすめです。