【めがね橋店】今月の店長のオススメ(2021年12月)

読み物

タイトル
ケ・セラセラ愚連隊 痛快!戦後裏街道史
著者
塚原晃
出版社
河出文庫 実録シリーズ

少年時代に終戦を迎えたのち、闇市での「バクダン焼酎(かなりの度数のお酒)屋」「闇米屋」などの商売を経て、進駐軍に勤めた著者の逞しい奮闘記。

湿っぽさは一切なく、戦後の混乱期の活気と喧騒が伝わってくるような著者の語り口がとても愉快です。
仲間に描かせた春画を、進駐軍の兵士に渡して「ユーはグッド・フレンドだ。ナンバーワンだ」と見事に懐柔してしまう著者の手腕には、思わずニヤリとしてしまいました。読めば不思議と元気が出てくる作品です!

 

コミック

タイトル
祭りさんぽ
著者
上大岡トメ+ふくもの隊
出版社
藝術学舎

イラストレーター・上大岡トメさんが、全国の代表的な9つのお祭りを巡った体験記です。
それぞれのお祭りの歴史・名物・縁起物などについても解説してくれています。

ここ2年ほどなかなか旅行やお祭りへの参加が難しい状況が続いておりますが、この本を読んで「自分が行くなら次はこのお祭り!」と目星をつけるのも楽しいのではないでしょうか?
私が気になったのは、風の災害が鎮まることと豊作を祈願した、美しい舞いが印象的な「おわら風の盆」です。

 

その他:レシピ本

タイトル
やせ鍋 おなかいっぱい食べてもやせる!
著者
出版社
主婦の友社

最近、ダイエットのために仕事帰りのジム通いが日課となっておりますが、食事管理に苦戦しています。
カロリー・栄養・準備の手間などなど、ダイエットしている人ならば、一度はつまずいたことのある問題なのではないでしょうか?
そんな人々にこれからの季節にお勧めなのが、こちらのレシピ本です。

満足する量を食べてきちんと栄養を取りながら、糖質制限や代謝アップが可能になる56の鍋レシピが紹介されています!これからの季節は、鍋です!鍋!