直木賞を受賞した作品。
30代後半から40歳の男性視点で描かれた家族像。
どの短編を読んでも、つらく感じる部分があります。
それでも、読み終わったときには泣かされてしまったり、活力をもらえたりする作品。
主人公は人生に希望を見出せない不良少年のシュウ。
同じ中学校に通う天才ピアニスト・灯と話すうちに価値観が変わっていきますが、事故で灯が亡くなってしまいます。
後を追おうとするシュウを止めたのは、シュウの左手に宿った灯だった…という物語の始まりです。
ストーリーに若干粗削りな部分もありますが、作画が綺麗で、熱いスポコンな一面もあり、ピアニストの道を歩き始めるシュウの行く先がとても気になる作品です。
この道は、もう何回も通っているけど、あんな所に駄菓子屋さんなんてあったっけ?
叶えたい望みがある人の前に現れ、不思議な駄菓子「ふしぎ駄菓子」を売る謎の駄菓子屋、それが「銭天堂」。
店主が勧める駄菓子は食べると様々な効果が得られるが、間違った食べ方・使い方をすると恐ろしい事態を招いてしまう。
その駄菓子屋は、幸せと不幸の分かれ道。
大人が読んでも楽しめる作品です♪