森鴎外の娘で、幻想的で優雅な世界観や洗練された美意識が持ち味の作家・森茉莉。“家事はまるきりダメだった”といわれる彼女ですが、唯一お料理だけはお好きだったご様子。とびきりの贅沢はできなくても、手間と感性で質の良い食卓を楽しむ、そんな高貴な茉莉様の食エッセイです。
読後は、エッセイで語られていた食事やおやつをつまみたくなること間違いなし!
あらかじめ、お気に入りのチョコレートを用意したうえでの読書をお勧めいたします♪
「透明なゆりかご」「お別れホスピタル」「不浄を拭うひと」など、医療や社会に対するシリアスなメッセージを帯びた作風で人気のマンガ家沖田×華。
そんな彼女が自身の家族について赤裸々に描いた自伝的コミックです。
蜃気楼が見える町・魚津を舞台に「バイオレンスちびまるこちゃん」とでも呼びたくなるような一家の日常がつづられています。
1巻ではまだ若干の「家族の風景」的なものが感じられますが、巻を重ねるごとに「万引き」「詐欺」「離婚騒動」「困窮」「マルチ商法」など、激重エピソードが次々と発生。
なのに、なのに毎回笑わせてくるのはなぜなんだ!沖田先生!笑っていいのですか、これ!?
「透明なゆりかご」のシリアスな世界観とは違ったパワーあるギャグセンスに満ちた作品です。沖田先生の意外な一面をご覧ください。
「近所にいる野良猫を拾いたい」「保護猫の里親になりたい」という方々が、第一歩を踏み出す前に知っておきたいすべての事柄を親切に網羅してくれています。
捕獲・検査・ワクチン・週齢に合わせたケア・住環境・健康チェックのやり方などなど。これから猫を飼う人だけでなく、今一緒に暮らしている猫の気持ちやこれから必要なケアについて知りたい人にもおすすめできます。
「飼い主の気持ち」をしっかりと育ててくれる良書です。