【福岡宗像店】今月の店長のオススメ(2020年9月)

タイトル
屋上のテロリスト
著者
知念実希人
出版社
光文社文庫

もし,日本がポツダム宣言を受諾していなかったら… 広島、長崎に続き新潟に核爆弾が投下されたことを機に日本は東西に分断してしまいます。

そして戦後70年近く経った東京のとある高校の屋上で高校生の彰人は、不思議な少女・沙希と出会い彼女の仕組んだ日本全土を揺るがす壮大なテロ計画に飲み込まれていきます。
あったかもしれない日本を舞台に、テロ計画を通じて国家平和について考えさせられる作品で、特に鮮やかな展開と感動のラストは必見です。是非その結末をご自身の目でご覧になってください。

 

コミック

タイトル
はねバド!
著者
濱田浩輔
出版社
講談社

羽咲綾乃と新垣なぎさを中心とした北小町高校バドミントン部がインターハイ出場を目指して奮闘、成長していく物語です。他校のライバルとバドミントンならではの読み合いやスピード感あふれる試合が繰り広げられていきます。また、ストーリー序盤ではバドミントン部女子メンバーにスポットを当て学園でのゆるい日常やスポ根的な練習風景も描かれています。

巻数を追うごとに序盤とは一転した著者の作風や方向性の劇的な変化に是非注目してみてください。

 

その他:コミックエッセイ

タイトル
日本人の知らない日本語
著者
蛇蔵&海野凪子
出版社
メディアファクトリー

日本語学校の講師・海野凪子先生と、個性豊かな学生達との授業での風景を描いたコミックエッセイです。思わず笑ってしまうような,学生達の日本語の間違いや勘違いされている日本文化,また,日本人でも意外と知っていない日本語にまつわるエピソードなど、日本語について再発見できる一冊となっています。漫画に加えて、コラムや豆知識も充実しているので、新たな発見がきっと見つかります。カオスでちょっぴりためになる,そんな日本語学校での授業や日常を覗いてみませんか。