
「自分の目の前にいるこの人は、惨殺事件の指名手配犯なのかもしれない……」
そんな疑惑が心の中に生まれた時、貴方ならどうしますか?
興行収入150億円を超える大ヒット 映画「国宝」の原作者である吉田修一の、人間ドラマが光るミステリー小説。
千葉・東京・沖縄。それぞれの場所に暮らす無関係の3人の前に現れた出所不明の若い男たち。一体、だれが凶悪惨殺事件の犯人なのか!?
物語を読み進めていくうちに、自分の気持ちもいつの間にか「信じる」と「疑う」のはざまで揺れる登場人物たちの心理にシンクロしてしまい、冷たい汗が流れました。
信じることの意味を容赦なく読者に問いかけてくる凄みのある作品です。

ストレス・飲酒・喫煙・睡眠不足・円形脱毛症……。
私たちの生活の不摂生や生活習慣による体調不良の裏で、細胞たちにはどんなことが起こっているのか。
日々怒涛の如く押し寄せる労働(体のトラブルや不摂生)をどうにかすべく過重労働に耐える細胞たちの毎日が新人赤血球の目線で描かれています。
嗚呼毎日すまなんだ、特に肝細胞。しみじみと反省致しました。
「せめて今日は消化のいいものを食べて早めに寝ようかな、お疲れ様マイボディ」
そんな気持ちにさせてくれるお話です。貴方の体の物語を覗いてみませんか?

1945年4月、戦車“フューリー”を駆るウォーダディーのチームに、戦闘経験の一切ない新兵ノーマンが配置された。
新人のノーマンは、想像をはるかに超えた戦場の凄惨な現実を目の当たりにしていく…。
兵士たちの戦いのシーンがリアルで、圧倒されます。
とくに終盤のティガー戦車との一騎打ちは、世界に1台しかない実物のティガー戦車を使って撮影しており、戦車好きの方には堪らないシーンになっています。主人公の上官のブラット・ピットも最高にかっこいいので、是非ご覧ください♪