まだ寒さが残る中にも、芽吹く草花はすっかり春めいてまいりました。旧暦の3月を「弥生」ということをご存知の方は多いと思います。では、その意味をご存じでしょうか。
所説ありますが、「木草弥や生ひ月(き くさ いやおひづき)」が縮まって、「弥生」になったという説が有力です。「弥」は、いよいよ、という意味なので、「草や木がいよいよ生い茂る季節」という意味になります。3月には他にも、「花咲月」という異名もありますが、冬が終わり、草や花、命が萌えいづる季節の到来を言祝ぐ気持ちが、言葉をみるだけで伝わってきますね。
本を読む 菜の花明り 本にあり (山口青邨)
本を読んでいると、菜の花の色(きいろ)が 明かりのように本にうつっている
少しずつ春の装いになっていく景色を眺めていると、あたたかなお茶といっしょに、ステキな本を読みたくなります。日差しの強い季節がやって来る前に、「外での読書」「おひさまの下でのティータイム」を楽しみませんか。缶コーヒーと川べりのベンチ。猫のひたいのように狭い公園でだって、春ならば、ステキな時間にすることが出来ます。
あなたにとって、そんなとっておきのティータイムに読みたい1冊は何ですか。
美しい文体の文学作品?心躍る冒険譚?お茶やお菓子がたくさん出てくるミステリ?大好きで懐かしいあの漫画? ステキな時間のお供になる本を探しに、ぜひほんだらけにお越しください。ほんだらけは『あなたの街の古本屋』です。なかなか他のお店では見つからない、珍しい本や、懐かしい本も多数取り揃えております。ぜひ本棚と本棚のあいだを散策してみてくださいね。なんでもない日常の延長を、本でステキに彩りましょう。
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