新作が出れば毎回ランキングに入るほどに大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさん。
10年前に発売され、ヨシタケさんが絵本作家になるきっかけの本が文庫版で!
日々、頭に浮かんだこと思いついた事のアイデアスケッチを集めた画集です。
独特のゆるい作風とクスッと笑えて言われてみれば、あるかもー的なあるある。
頭の中はどうなっているのだろうと思うほどに生活の中の絶妙な瞬間の切り取られた場面が面白い一冊です。
そして文庫版なので何処でも読める!
…けれども面白すぎて公共の場での吹き出し注意です。
カナダ・アルバータ州の湖畔に佇むとあるホテル。凄惨な事件の舞台となるが名前を変え営業を続けているという…
死者たちの魂を成仏へと導く特別な場所「羊飼いの宿シェパードハウス・ホテル」として。
現世を彷徨う幽霊をクールに見えて涙もろいフロントマンのホンダとキュートなハウスメイドのモアが成仏するまでおもてなし。
心残りがあり成仏できない幽霊たちがホテルで過ごすうちに自分を取り戻していく様子が暖かくも物悲しいストーリー。
シリアス部分も多いのですが読んでいるとホンダさんのなにげに天然な部分とモアちゃんの明るさにちょっとクスッとしてしまう部分もあったり…。
続刊が今からたのしみです!!
あまり顔に感情が出ずに怖がられるけどとっても優しい社畜の優一郎さんと家事全般が得意でお酒が好きな北海道出身のおこじょさんの二人(?)はルームメイト。
おこじょさんが作る(たまに優一郎さんも)お手軽料理や簡単なおつまみはどれも美味しそうでレシピも載っているので読んでいて作りたくなります。
そしてなにより、おこじょさんが可愛いくて癒される。
優一郎さんとのやりとりもほっこりします。
いももちを作ってみたい…。寧ろおこじょさんが家に来てほしい…。