【銅座店】今月の店長のオススメ(2024年2月)

読み物

タイトル
タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?
著者
戸部田誠
出版社
イースト・プレス

マイペースで常にご機嫌な人柄と、時折のぞかせてくる豊富な知識が我々の心を掴んで離さない、唯一無二のコメディアン・タモリ。
親しみ深い割に意外と謎が多いタモリさんの実像を、その芸歴や生い立ちから解き明かそうとした意欲作です。

私が作品の中で一番面白かったのは「徹子の部屋」初出演時のエピソード。素人として別番組に出演していたタモリさん(この時がテレビ初出演)を徹子さんが非常に気に入り、後日の出演が決まったのだそうです!
この他にも数々のエピソードや発言から、タモリさんの哲学が垣間見えてきます。平成が残した最後の謎に、あなたも挑戦してみませんか?

 

コミック

タイトル
ジョゼと虎と魚たち
著者
原作:田辺聖子 漫画:絵本奈央
出版社
KADOKAWA

幼い頃から続く車椅子生活を、絵と本と想像と共に過ごすジョゼ。
彼女はある日、大学生の恒夫と出会う。最初はぶつかりあいながら、やがて距離を縮めていくふたりだが…。

映画・アニメ化もされた田辺聖子先生の名作小説をコミカライズした作品です。ストーリーはアニメ版とほぼ同じですが、とにかく絵が上手く、ジョゼが人魚になって海を泳ぐシーンなど、アニメ版に負けてなく感動しました。 原作と違うラストも、ハッピーな気持ちになって、個人的に好きなところです。『君の名は』等の王道ラブストーリーが好きな方にオススメです。

 

その他:DVD

タイトル
バタリアン

軍人病院の薬品事故をきっかけに爆誕した不老不死のゾンビ”バタリアン”が巻き起こすスプラッタコメディ。『エイリアン』で脚本を担当していたダン・オバノンの初監督作品です。子どもの頃は怖くて震え上がっていましたが、大人になった今改めて観たゾンビたちはなんだか可愛くってコミカル……。

「走るゾンビ」は、この作品が先駆けです!80年代ゾンビ映画の歴史的傑作をその目に焼き付けろ!!